昨年の9月、入院も手術も経験のなかった私が実体験をすることになる。 その後の薬の副作用の影響もあったかもしれないが、今年の1月にも高熱が続き再び入院となった。 入院期間は昨年は2週間、今回は3週間。 暴飲・暴食・暴仕事の自分の身体を甘く見た時期では約15%ほどの体重増が続いたが、その時期を除くと体重はほぼ変わらない。 勝手にその体重を自分の標準体重と思っているのだが、入院するたびに体重が減少し、現時点では私の標準体重から10%減となっている。 手術での身体の部位の切除や、入院治療での数日間の絶食! 正確には点滴による栄養と水分補給だけで生かしてもらえていて、入院中は体重が増える要素はない。 医者は不具合を治す、看護師は治す過程と不自由な生活のサポートである。 退院後、鏡を見る時や入浴時に自分の体を見ていると、張りがない! 活力がない! これで日頃ブログで目指しているポジティブな生き方になれるのか? それで、2回目の入院の経過観察の外来通院時に尋ねてみたが、医者の回答は理にかなっている。 「二回の入院で様々な治療を行ってきて、10%の体重減程度は致し方ない。」 言葉から私が感じたことは、治療の最終ゴールに立ち返ると、抗がん剤の効果を発揮させながら転移なく卒業させることである。 体重は想定外に下がり続けなければ大丈夫なようである。 ただ、体重が増えるということは身体に栄養分を供給するということで、筋肉や蓄えを増やすことだけでなく、がん細胞も増えやすくなるということのようである。 また、年齢的な問題もあり各部位の機能低下分を考慮すると、需給のバランスを変えれば済むわけではないようである。 たぶん、今の私の場合、理屈だけで言うと体重は現状維持を続ける方がよいわけだが、ストレスなく楽しくという精神面も病気を治す大きな要素なのだ、と理解して病気明けの高齢者の身体の需給バランスを考え始めた。 私の中では今ホットな衛生管理者の国家試験の内容ともつながる「身体の仕組み」のテーマでもあり、ちょっと掘り下げてみることにする。
体重の増減はエネルギーの需給の関係であり、そのエネルギーの単位はカロリーで表される。 以前、糖尿病の疑いがあるとの診断で学んだカロリーの本によれば、コメどんぶり1杯は200キロカロリー、生ビール500ミリリットルとほぼ同じというやつである。 穀物の実を食べるか、絞り汁を飲むか、の究極の選択で、私の場合は、それ以後約20年以上「絞り汁」の夕食を続けている。 放出側のエネルギーの問題もあるが、まずは吸収側のエネルギーである。 衛生管理者試験の参考書にまさにその話があった。 5大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル(無機質)。 これらは、エネルギーを作るもの、身体を作るもの、身体の調子を整えるもの、になるわけだが、体重に関わるものはエネルギーであり、5大栄養素中の、炭水化物、タンパク質、脂肪が担っている。 書物やネットの情報ではあまり専門的にならないように説明されているが、要するに、回転寿司のようなもので、小さなコンベアが血管として、胃、小腸、大腸、腎臓などで消化吸収または再吸収された身体に必要なもの、細胞の栄養素である酸素と不要になった二酸化炭素、まったく不要になったもの、など全てはコンベアの上を流れて行き、それを必要な者(部位細胞)が受け取る仕組みである。 それで余ったものは、回転寿司では食品廃棄物となるだろうが、体内では貯蔵することになる。 コンベアは一周約30秒らしい。 速い! 消化を考慮しても食べたものは数時間では体内で活用されているのである。 炭水化物は小腸でブドウ糖として吸収され、グリコーゲンとして肝臓や筋肉細胞に貯蔵される。 タンパク質は小腸でアミノ酸として吸収され肝臓経由、一部肝臓で貯蔵されるが大半はそのまま必要な部位に届けられる。 脂肪は小腸で吸収され、一部は肝臓でコレステロールとして貯蔵され、残りは体脂肪として皮下、筋肉、内臓周りに貯蔵される。 この「貯蔵」が体重増である。 蓄えているグリコーゲンをグリコース(ブドウ糖で血糖値そのもの)に変換して血中に流し、エネルギーとして完璧に使用されると、二酸化炭素と水になる。 エネルギー消費は運動だけでなく、頭脳活動や生きるために最低限必要な基礎代謝まで同様のメカニズムである。 身体の機能はよくできたもので、エネルギー源であるグリコーゲンが減少すると、貯蔵されているタンパク質や体脂肪までもがエネルギー源として使用され、同じように二酸化炭素と水になるようである。 改めて認識したが、肝臓はすごい! 血液を浄化する器官とは知っていたが、循環器官コンベアシステムの、モーターの役目が心臓でマネジメントしているのは肝臓なのである。
大変遠回りしたが、体重10%減の話題に戻す。 平均的に70歳男性の基礎代謝は、一日1400キロカロリー(女性は1080キロカロリー)、平均的な一日の活動(通勤・散歩・軽い運動を含む)では基礎代謝も含めて2400キロカロリー(女性は2100キロカロリー)らしい。 とりあえず、これを需要として考えると、これ以上の供給がないと体重は増えない。 お得意の乱暴な計算では、朝から晩までで生ビール12杯ということになる。 大人しく標準的には、朝食を野菜サンドと牛乳で400、昼食を味噌ラーメンで550,夕食がとんかつ定食なら1400キロカロリー。 需給バランスが取れていてビールの入る余地はなく、これまではビールのために運動をするという理屈になっていた。 平均的な活動と平均的な食生活では、需給バランスが取れているとしても、体重の増加や筋肉減少の回復にはならない。 ビールは筋肉にはなれず、筋肉には運動が必要、運動は需給バランスに影響する。 三つ巴の相反関係のように思える。 一般的には体重を1キログラム増やすためには7200キロカロリーの余剰が必要らしく、ジョギング30分は200キロカロリーのエネルギー消費、これは生ビール1杯のエネルギー摂取と同じとなる。 私の場合は“ストレスなく楽しく回復”を目指すためには、タンパク質・脂肪、“穀物の絞り汁”、運動という“3大回復要素”の微妙なバランスが必要ということになる。 我を通すことは簡単なように見えても難しく、結局は自分の身体に責任を持つのは自分であるということである。
最近、我が家のそばにあの有名な「ちょこZAP」ができた。 効率的な体重増の一環で器具を使ったチャレンジもありであるが、いつも駐車場はいっぱい状態。 早まるな!と言われているのである。 まずは身体の状態を見極め、体重の回復を感じながら、無理のない今後の計画を立てよう! その頃には一時のブームも過ぎ、その駐車場も空いていることだろう。 誰しもいつでもそうだと思うのだが、ダメージを受けたままの現状維持では寂しい。 せめて復旧を…、できたら復興を目指したい。 時間を要することにはちょっとせっかちになる今日この頃…なのである。





70歳までに、元気な老後を送れる体力回復を目標に頑張っています。ぼちぼち、ねちねち、あきずにやりましょうね~( ^^) _U~~
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