遠い世界に~

私の仕事経験の中で一番長い間お世話になったのがIT関連業界である。 業界のイメージは、昔も今も『オタクのようなエンジニアがたくさんいて、常識離れした、現実離れした会話や活動をしながら、社会を便利にしている』だと思う。 私の場合は、理科系の自称エンジニアのつもりだが、実は当時その”オタクエンジニア”ではなく、部品調達など事務系業務であった。 ただ、パソコンがOA機器として必須になる黎明期の様々な経験を率先してさせてもらったので、一般的にはエンジニアもどきなこともやらせてもらった。 それらの経験が良しなのか悪しきなのか、最近の”新しもの”に対する対応が難しい。 理屈はわかるが途中でわからなくなると返って修復困難になったり、周りに迷惑を掛けたくなかったり、いつの間にか罠にはまることを恐れたり、心は揺れながらも、大けがしない程度でなるべく挑戦しようと思っている。

四月からマイナンバー保険証が解禁されている。 一般のシニアらしく体の悪いところは持っており、悪化せぬように定期的に診察を受けるが、最近導入されたのか、受付でマイナンバーカードの装置発見。 ただ、受付の方は従来の保険証提示を要求。 装置は設置していても率先して使用しないらしい。 保険証を提示した上で、許可をもらってマイナンバー保険証も使用してみた。 暗証番号の入力があり、そのあと個人情報の吸い上げを許可する内容の質問に数回OKを押すと無事終了。 年寄りの証しである、指に油分が少ないのかタッチパネルが反応せず苦労した。 診察が終わり、処方箋を持ってドラッグストアへ。 ここにも別の種類のマイナンバー保険証の装置があり、今度は顔認証と暗証番号の選択ができる。 不審に思いながら顔認証を選択したが、何度試しても認証できず、店員もなかなか認証できないとのこと。 なぜ不審に思ったかというと、顔認証用に装置に登録していないので、マイナンバーカードの写真と実物を照合していることになり、カードの写真の撮られ方や時期がまちまちで認証困難だろうと想像した。 どちらも看護師、薬剤師、医療事務員など別の専門家の方々がシステムの使い方をいろんな種類の人々に説明しなければならず、まだまだ普及には大変だろうと思った。

先日から確定申告をe-tax(税務署関連の申告類の一元管理を目指したシステムと理解している)を利用して実行してきた。 最初のステップは、本人確認のため、マイナンバーカードまたは電子認証の読み込み。 読み込むためにはスマホで読み込みe-taxシステムとつなげるアプリを使うか、読み込み用の装置を自分で準備するかである。 このためにわざわざ自分で購入はしたくないので、スマホとアプリインストールに挑戦するも、スマホ(ハードウェア)のバージョンが古くインストールできず、やむを得ず、個人情報手入力の上、IDとパスワードを取得して実行した。 結果、申告書は印刷して税務署まで郵送(私の場合、通勤途中に持参)であった。 なんのためのシステムか! 内容確認後引き落としと思って数週間結果を待っていると、登録したアドレスにメール到着。 内容確認しようとしたが、システムに入るためにマイナンバーか電子認証が必要で、結局、読み込み装置を購入するか、スマホのバージョンを上げるか…。 税務署に電話してメールの内容が引き落とし日のお知らせと判明、係官に経緯を説明すると、「それはシステムの不備ですね、ID・パスワードの方へのメール案内の内容は矛盾してますね」とのこと。 これも先は長い!

ブログの調べ物や写真用の本を探しに、市立図書館に行くことが増えている。 図書館にも検索用のシステムがある。 これはサーバーと端末のよくある関係だろうから、使い勝手は良いはずと期待した。 通い始めた頃はその雰囲気に慣れていないため、我がもの顔に使えなかった。 探している本のタイトルや作者やキーワードを入力すると、本の場所、貸出状況、市内の他の図書館の貯蔵、などの情報が得られる。 少し前の記事「街の分水嶺」の情報収集では、キーワード「分水嶺」で十冊以上の本を紹介してくれ、十分役に立った。  図書館通いは体作りも兼ねて徒歩で通っているのだがその途中で一句、

「停車に春風駆け足の横断」
(暖かい春風が感じられる頃、信号のない横断歩道で停車していただいた車に感謝の気持ちを表現したくて駆け足で横断した。 相手のことを考えた運転手の停車、駆け足の私、なにか勝手に爽やかな気分になった。)

前回の常磐炭鉱の記事で「フラガール」という映画を見るために、ネットの画像配信サービスを利用してみた。 1ヶ月間無料サービスである。 無事に「フラガール」は見ることができた。 無料サービス期間で他に見てみたかった画像も探して見ることができるし、女子ゴルフの試合を予選ラウンドからすべて見ることができる。 継続したいと思ったが、仕事のない日に画面に釘付け状態は、私の生活としては本意ではなく、本意でない時間のために毎月数千円の支払いはますます本意ではない! 無料期間で解約することにした。 スマホ関連のアプリもそうだが、無料から有料に変わる時の連絡がなく、自動的に引き落としが発生していることがよくあり、また、解約の方法や解約手続きができるサイトの場所が分かりにくいことも多々あるが、今回は非常に良心的で解約サイトの場所もやり方も非常に完結! 親切であった。  

オタクエンジニアの進化によって、どんどん便利になっていくものもあれば、便利の手前のインフラや知識経験の整備が追いつかないもの、法令遵守的には問題ないが不親切でちょっと危ないもの(その中に本当に危ないものがあったりするのだろうが…)、までいろいろある。 ただ、世の中ますます便利になって行く。 たぶん将来は、スマホがあれば、本も雑誌もビデオも楽しめ、世界中どこの国の人とでも会話ができ、国内外を問わず評判の良い病院にリモート通院ができ、パスポートがなくても海外旅行に行けたりできるのだろう。 いや、旅行自体もバーチャルで味やにおいまで感じながら対応可能になるかも…。 最新の装置と、それを購入する資金と、一般人とオタクエンジニアをもっと近づけられれば…であるが、いろいろ想像してみたくはなる。 私は、ビットコインのような仮想通貨や電子マネーに挑戦しなければと思いつつ、どんどん昭和生まれの脳では理解すらもできない世界が来ると想像すると、期待と不安が交錯する。 ”遠い世界に旅に出ようか~♫、それとも赤い風船に乗って雲の上を歩いてみようか~♫” 遠い世界は今や遠くないのかもしれない?!




コメント

  1. 匿名5/09/2023

    PCの操作や、アプリの操作に、理屈の積み重ねをして理解するのは機械系の性らしい。電子系は、「そんなもん」という感じで、なぜそうなっていくかは考えないそうです。学生時代に電子科の友人にそう教えられました・・・ 😢 年のせいではないんだよ(笑)

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