遭遇、興味、なんとなく、理屈!

 つくば研究学園都市観光第2弾をお届けする。 相変わらず、コロナ問題で入場制限(見学なし、平日のみ、予約制など)が続く中、今回はつくばの名物というか、これを語らずして研究学園都市「つくば」を語れないと言わしめる二施設を掲載する。

先日のブログ「肩身の狭い場所」で、自分が茨城県に移住してきたのは、「つくば」が開かれてから(幕府が始まったかのような表現だが…)10年以内だったということが分かり、なんとなく自信が持てる紹介ができるようになっているのだが、当時から一目置かれた存在だったのが、「高エネ」と呼ばれてきた正式名称「大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機関」である。 つくば研究学園都市、道の形が斜辺の長~い二等辺三角形のように見える頂角の上にあり、筑波山に向かう整備された片側二車線の道路の西側に位置している。 正門からすぐに守衛が駐車場のエリアに誘導。 平日とは言え、無料の有名なスポットとしては閑散としている、「コミュニケーション・プラザ(常設展示ホール)」。 施設名の響きは、小冊子が無料でいただける、コーヒーの自動販売機だけがある田舎の観光案内所と想像したが、今後自分のことを「理系」と名乗るのは恥ずかしいと思うくらいにやたらと難しい説明の大規模な施設!(子供用の実験器具はあるもののさすがにひらがなや漫画は少なめ…) 常設展示ホールからは見ることはできないが、重要施設は「フォトンファクトリー(光の工場)」と呼ばれる広大な円形の光を生成する施設(せめてカタログの写真でも…)。 日本のみならず外国の多くの研究者にも研究の場や技術を提供している。 「電子とその反粒子である陽電子を独立のリングに蓄積し…(分からないので省略!)実験装置」のようでノーベル賞受賞のあの「ニュートリノ」の研究もこのような施設から生まれるものらしい。 分かるところだけで文章にすると、光の波長は、赤外線>可視光線>紫外線>真空紫外線>X線>放射光(1ナノメートル未満(ナノ=1,000,000分の1ミリ))のように短くなる。 
この研究機関では、そのような反射光を生み測定し処理する装置を製作し、研究し、応用(それを使って何ができるか)することができ、原子の内部や宇宙に存在する光など様々な…(やはり無理か!)なのである。 

話を変えよう! もう一つのつくばをイメージさせる機関がJAXA、筑波宇宙センター。 実は引っ越してきた頃、1985年の「つくば科学万博」の直後から「つくばエキスポセンター」という観光施設があり、玄関口のロケットの巨大モニュメントはつくばのシンボルであったが、JAXAの研究施設はそれほど有名でもなかった。 「つくばエキスポセンター」やつくばエキスプレスの終着「つくば駅」のある中心部より1キロ余り南に位置する。今や超人気のスポットのようである。  無料(予約不要)と有料(予約制)の見学コースがあり、今回は無料施設に出かけた。  探索可能なエリアは、展示館スペースドーム(見学のメイン施設)、ロケット広場(巨大ロケットの撮影スポット)、プラネットキューブ(技術説明およびグッズ売り場)、広報・情報館である。 1時間以上は楽しめ、見学客は多めだが、”密”の不安のない程度であった。 2時間に一度は展示館スペースドーム内の係員の説明があるが、この説明は入場直後に登録が必要で、登録無しで係員の説明の群れを偶然発見し、後ろに付いて行ったら、途中で説明員に「登録のない人は登録をして次の説明を…」の指摘を受けてしまった。 盗み聞きした内容は、「宇宙船の表面に銀紙が張り巡らされているが、これらはガムテープで付けているか? 両面テープか? マジックテープか?」。 答えは「取り替えられるようにマジックテープ」らしい。 この施設は、当然子供連れは多いが、大人のカップルや外国の観光客も多く、”肩身の狭い”思いはしないで済む。 しかし、ロケットの構造、宇宙の構造や成分、光年の説明など…、「高エネ」とも成分、光のところでつながっているようである。 やはり、分からない世界に突入する。 人間の「分かる」「分からない」の仕分けはどうなっているのか? 自分の中では、頭の中に三つの部屋「体験で裏付けた知識」「理屈で分かる知識」「なんとなく分かる知識」があって、それ以外は五感に触れてもそのまま「垂れ流し」ていて部屋は存在しない。 つまり、私の中では「高エネ」や「宇宙」の情報は、寂しいかな「何となく分かる知識」の域に達していないのである。 

開き直って、だいたいそのような宇宙に漂う光線の話や原子の構成物質の話は、学校では習わないか触れる程度だし、普段の生活の中では興味をそそる様な情報にすら遭遇しなかった。 ひょっとすると科学の進歩のお陰で、自分たちは最近までその情報に遭遇しなかったのかもしれない。 よって、ほとんどの人は見栄を張らずに正直にいうと「垂れ流し」になるのである。 では、どうしてそのようなスペシャリストが生まれるのか? 普通過ぎる自分の子供時代を思い出しても回答は出ないかもしれないが…。 まずは偶然①遭遇する→②興味が湧く→③周りと比較”できる”ことを知る→④モチベーションが湧く→⑤探求または競争する→淘汰されながら一握りのその道の⑥スペシャリストになって行く、のではないか? それで普通過ぎる私ら(そっと読者も私と同類な書き方になったが…)はどうなったかというと、最初の段階の、①遭遇するまたは②興味が湧くの質問で、「いいえ」を選択する別のフローチャートに乗ることになる。 それが、❶垂れ流し→❷なんとなく分かる→❸理屈で分かる→❹体験で裏付けられる、ということではなかろうか。 う~ん…、私はこの「高エネ」と「宇宙」をどのように取り扱うか! せっかく①遭遇したのだから、垂れ流しでは余りに寂しい! せめて、①遭遇する→②興味が湧く→❷なんとなく分かる→❸理屈で分かる、というルートをたどりたい! ガソリン1リットル程度で往復できる、無料の展示施設通いはまだ始まったばかりである。



コメント

  1. 匿名2/16/2023

    JAXAよく行ったなー!(^^)! 宇宙をイメージすると、電子線や、低温がまず浮かびますが、何と言っても、ほんとの真空が機材に与える影響が大きいんだよね。JAXAの中には、宇宙の真空状態を再現する装置があって、スタンバイに丸2日かかります。最後は、分子ポンプなるもので、空気の分子を除くんだそうですね。NEDOの補助金もらって、金属の真空中寿命対策にとり組んだ時、実験装置がここしかないんで、お願いしたんですが、長期寿命試験になるんで3か月くらいかかったなー。冬、凍えながらタクシー待った思い出が懐かしいですね

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