一年の計

前回の記事で、第二次世界大戦前までは日本人は数えで歳を取ると触れた。 これも中国で以前から数えと満の二刀流で近隣アジアの国々も同様の二刀流だったようである。 生まれた日が1歳で、その後はお正月ごとに歳を取る。 以前から年賀状で今年は何歳になるのでこんなことをしたいと書いていたが、そのたびに自分が12月生まれであるためか、違和感があった。 数えであれば全員年賀状に本当の意味での「一年の計」が書けたわけである。 言葉にするかどうかは別として、誰しも何かを考えるものである。

初晴や ジョギングの朝 たどる年
(いつものジョギングコースを走っているが、いつもと違う正月の気配を感じながら、ふと振り返った昨年一年と、今年一年の計を思い描いているランナーとお天気の冬の朝の風景。)

改めて計画を建てる行為は大事である。 大きな節目ごとに「・・・の計」となるべきなのだろうが、あまり考えていない。 進学の時、中学、高校、大学、その都度あるのかもしれないが、多くの人が思うのが、成人式! 「大人始まりの計」である。 今どきの表現、私の中で良い意味でも悪い意味でも耳につく言葉が幾つかある。 「寄り添う」「背中を押す」「笑顔で」「自分らしく(個性)」…。 昔はそんなに頻繁に使われなかった気がする。 成人式を思うこのタイミングで取り上げたいのが「自分らしく(個性)」である。 女性が華やかな振り袖やドレスを着る。 柄や色にこだわる個性は昔からあり自然である。 男性は、昔は地味なスーツと決まっていたが、最近はニュースだけかもしれないが一部の暴走族まがいの勇ましい若者が毎年登場する。 もともとオスはいざというときのために、個性を隠すものだと私は思う。 だが、年頃としてわからなくもない。 目立ちたい。 特に異性からの注目を浴びたい。 それが個性を表現する時期? 最近の教育事情はわからないが、戦後の日本は基本的に優秀なサラリーマンを作るための教育である。 また、会社勤めをすると、共通化、標準化と若いうちは個性を消すことを叩き込まれる。 そんな幼少期とそんな会社員の始まりを迎える前の、タイミング的にはピンポイントの青年の主張! 成人式で個性を発散するよりは、いざというときのために個性を熟成させるべく「大人始まりの計」を立てる大事な節目であり、大事な日なのである。 そういう私は意図的に寝坊して成人式を欠席した記憶がある。 母に何度も起こされ、気がつくと一着しかないスーツが部屋の隅に掛けてあった記憶がある。 これも当時の私の青年の主張だったのか! 若気の至りである。

次の「・・・の計」は結婚式か? よく言われる話であるが、人間は3回主人公になると思っていて、生まれた時、亡くなった時、不幸にもこの両方とも本人の意識では体験はできない。 もう一つの主人公は結婚式の披露宴である(何度もする人はいるが)。 出席者全員が、その2~3時間の間、結婚する二人に注目し祝福する。 「・・・のさか」「・・・のふくろ」などと言われながら、結婚後を誓い、思う。 たぶん、「家族の始まりの計」なのである。 余計な文章となるだろうが、新郎と新婦では、その計は全く違うものだろうと、最近は考えている。

その後はいろんな節目があり、人によって違うと思うが、私は「老後の計」を言いたい。 まさにこのブログ、仕事の殻から外れた「糸の切れた凧」状態で何を考えるのか! (女性の場合は、「子供が親離れをする時」の方が重要なのだろうと思うが…) 不思議でもあり当然のことではあるのだが、人は最も重要なはずの「自分の一生の計」を立てることはない。 節目節目を乗り越えていくため、その一つの節目の状態では未熟すぎて「人生の計」にならないのだろう。 だからこそ本人が老後と認識してからの「一年の計」は大事である。 私はワンパターンで、外資系の時に培った手法を仕事でもプライベートでも未だに使っている。 4コママンガの要領である。 昨年の…ハイライト(良かったこと)/ローライト(悪かったこと)/今の…課題/今年の…計画、である。

ハイライト: 以前から文章を書いてみたかった、このブログを始めたこと、しかも10日ごとに締め切りを決めたことで、生活に節目を持ったこと。 もう一つは、制約と無理の多くない再就職ができたこと。 
ローライト: 思い知ったのは、自分という個人が無力であり、また未熟であり、そのアンバランスの中で生活していること。 鏡を見ると”年寄り”なのだが、頭の中は子供時代のまま、であることを痛感する。
課題: コロナ禍での2年以上ものイベントの空白と制限! あまりにも貴重な時間! 残された時間を有意義に!
計画: 幾つかの初めての体験をすること、また、人とのふれあいの中で自分の役割を獲得すること、である。

これが、私の「一年の計」であり、「人生の計」なのだろう。 現時点での…。


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コメント

  1. SYNCROOMをきっかけに、DX化された交友範囲を構築しましょうぜ(^^♪

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