勘違いゴルフ!

 ゴルフクラブを最初に握ってから40年近く経過している。 右肩上がりに上達が見えたのは最初の数年、残りは週一練習と月一ラウンドで平均スコアは相も変わらず100打前後。 ちなみにゴルフ場の大抵は、1ゲーム18ホールでその基準打数を設定していてパーと呼ぶ。 短いホールはパー3、中間のホールはパー4、長いホールはパー5を組み合わせ、18ホールでパー72となる。 熟練ゴルファーはそれくらいで回れるとゴルフ場が設定するものであり、長い間ゴルフクラブを握っている私は、パーよりも28打位も多く打球を打つことができるコストパフォーマンスのよいゴルファーなのである。 見様見真似のスウィング、道具に頼りながらこの歳まで続けてきた。 時間の問題、理解力の問題(理屈はわかるがそのとおりにならず無視する)、その上に経済的にも贅沢感があり、様々な言い訳とともに心から打ち込めずに続けてきた。 幸い退職前に自分に合った理屈と練習法を教えて頂けたことから、退職後の時間の中で、経済的に許す限り毎日ボールを打つことにした。 始めて見ると、客観的に気づくことが多く、長い間勘違いを続けてきたと痛感している。 

今回私は”心の勘違い”をテーマにしたいと思っている。 よって、”体の勘違い”、つまりはスウィングそのものの悪さは横において置く。 ただ、”心の勘違い”での気づきで、”体の勘違い”の矯正も多少できると思っている。 そもそも、スウィングそのものも、一つ一つの体のパーツの使い方も、よくわからないままにゴルフを始め、ボールの飛び方を見ながら、仲間のアドバイスや雑誌の記事を読んで調整してきたのである。 ”心の勘違い”は、スウィングの悪さを際立たせることになる。 さて、問題の”心の勘違い”である。 まずは、ボールを飛ばしたい!と思う心。 止まっているボールに自分のクラブが当たる。 ヘッドスピードが速ければ遠くまで飛ぶ。 ボールに横回転がかからなければ真っ直ぐ飛ぶ。 プロは速いヘッドスピードかつボールへの横回転を制御するために、体力をつけ、軸がぶれず、同じスウィングができるようにする。 体力もない、練習量も少ない、スウィングも安定しない私が、ボールの前に立つと力任せに振る。 当たるわけがない! ヘッドスピードやボールの回転以前に、芯に当たらないとボールは飛ばない。 体力も練習量も足りないのだから、まずはスウィングを安定させ、芯に当てるための練習である。 体全体を使っての70%スウィング。 最初は時計で言えば3時から9時までの50%スウィングで体の使い方と芯に当たる感覚を付け、そのまま2時~10時にすれば70%程度。 毎日の練習場通いで、日々の調子はあるが当たるようになる。 調子が悪い日は、3時~9時、原点に戻した。 

次に、ボールを見るという行為。 例えば、ボールを1m程度転がして目標物に当てるときは、目標物を見ながらボールを手から転がす。 それは手が体の一部で脳のコントロール範囲であるからである。 道具を使ってボールを飛ばすスポーツは皆同じだろうが、私は無意識にボールが飛んでいく目標方向を向く。 つまりヘッドアップである。 しかしながら、体は道具をコントロールできないため、方向を気にする前にボールに当たらない。 特に上下のブレが大きい。  自分としては、まずボールが目標物でなければならないので、ボールにクラブフェイスを適正に当てる意識が必要である。 これも50%スウィングの練習で長年の癖と感触を変えるしかない。 そんな2つの”心の勘違い”の練習での70%スウィングでも、意外と飛距離は落ちない。 たかだか10%減である(14本入っているゴルフセットの中で、1番手長いクラブに変わるだけ)。 ミスショットが減少すれば3オン2パット(3回のショットでグリーンに乗り、2回パターを使ってホールインという我々程度のアマチュアゴルファーの基本形)が継続でき、多少のミスも許容して1ラウンド100打以内ではプレイできるような気がしてきた。 退職後1年が経とうとしているが、まだ事半ばである。

 最後に周りと比較して、“見栄を張る”気持ちの管理。 これは2つの要素に分かれる。 まずは、本題から少し外れるが、ゴルフを始めた当初からの違和感! ゴルフをするために揃えるものを選ぶ時の”見栄”。 服装、クラブ、付属品、すべてが派手で高価である。 ”プロが使用の”、”有名ブランドの”、または”流行りの”ものを持ちたい。 体力も技術も格好も、アマチュアにふさわしいかどうかは別として…。 おのずとゴルフが難しくなる。 本題の”心の勘違い”としての”見栄”に戻る。 それは”見栄”から来る”力み”である。 ゴルフは複数人でラウンドするのが普通である。 この複数人でのラウンドがゴルフを面白くもしているが、”心の勘違い”を生むことになる。 ゴルフは相手とは関係なく自分のスコアを作るゲームであるが、同じグループの人よりも飛ばない、曲がる、なんとなく気になる。 また、周りがよいショットやパットをした後の自分の番では、必ずと言って良いくらい悪い結果になる。 “力む”のである。 この精神状態では、これまでのすべての練習や気づきの意識も消え、前述したスウィングの悪さを際立たせて大失敗するのである。

つまり、体全体を使って70%スウィングに心がけ、ボールとクラブが当たるところを意識し、見栄を張らず自分に合ったゴルフをすることである。 せめて、様々な傾斜や芝の状態の影響を受けない、ティーショット(ホールごとの最初の1打でティーの上にボールを乗せて打てる)は、コースも練習場も同じ状態である。 見る景色の違いに影響され”心の勘違い”が表面に顔を出すかどうかである。 理屈では同じようなショットができるはずである。  モチベーションには年齢的限界はないが、体力には年齢的限界はあると思う。 よって、この歳になると目指せるものと目指せないものはあるが、せめて”心の勘違い”の修正により、ミスショットを減らして自分のスコアをコントロールできるようになりたい。 そうできれば、以前のブログの記事で説明した、基本がマスターできている初段以上で、私の趣味のゴールと言えると思っている。 ミスショットが減るということは、自信を持ってコースと向き合えるようになり、池越えのショットも平常心で打てるようになるはずである。 ”心の勘違い”への気づき! 私に勘違いを気づかせてくれた、私に今も“力ませて”くれる、ゴルフ好きの皆さんに感謝である。

コメント

  1. そつなくうまく出来すぎたら、ナイスショットの喜びがへらないかな〜?

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