自分の属性について考える。
退職という機会で敏感になった。 先日申請書類を作成していて、職業欄に”無職”と初めて書いた。 違和感があった。 支払い能力のあるなしなどを確認する意味では、職業欄は必要かも知れず、”会社員”とか”自営業”とか”主婦”などと書くことが多いのだろうが、時として職業の記載とは無関係な書類も多い。 それは職業を知りたいのではなく、申請する人の属性(どういう人か)を聞いているのだろうと思う。
これまで、自分の属性は、社会的には“会社員”であり、家族では“配偶者”であり“親”であった。 この社会的属性と家族的属性をうまく両立させてきた人もたくさんいると思うが、多くの人は、この社会的属性の御旗の下、家族的属性を軽んじてきたのではなかろうか?!
退職という一大イベントで、この御旗である社会的属性が使えなくなった。 家族では、子供もすでに大きくなり“親”としての属性は役割としてフェーズアウト気味、頼みの“配偶者”としての属性は、社会的な御旗により軽んじてきたためか、貢献度が薄い。 待ちに待った仕事からの卒業だったはずが、蓋を開けてみると仕事という殻をなくして、自分がどういう人なのか見失っているようなものである。


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